野球、おこげ、座席事情

開幕して初の現地観戦は、横浜スタジアムだった。

 

ハマスタへ行くのであれば、当然寄らねばならぬ、と先ずは横浜中華街へ。蔓延防止措置の頃は静かで落ち着いた雰囲気だったが果たして……と足を踏み入れると、前に進めないくらいの人、人、人……!

学生・カップル・親子連れ・野球ファンが押し寄せ、店頭の呼び込みにも力が入っている。本気の中華街を見た。いや、これが本来の姿なのか。コロナ禍の間にすっかり忘れてしまっている。

 

人混みから逃れるように、台湾小路の福楼へ。約10年ぶりだ。夫と初めての中華街デートで入った店。薄暗い雰囲気もそのままでとても嬉しい。


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自家製腸詰と瓶ビール、そして五目おこげをいただく。おこげにあんかけを掛ける瞬間にジューーーっと音がなり、湯気が立つ。食欲が搔き立てられる。サクサクのおこげ、トロトロのあんかけ。最高だ。腸詰もビールにぴったり。


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とっても美味しかったことをお母さんに伝えたら、また来てね、と言ってくれた。稼ぎ時の日曜日の昼時に、一人で入って申し訳なかったが、有難い。

 

今期のプロ野球は入場制限を撤廃している。この日のチケットは完売し、満員御礼のアナウンスが流れる。久々に見る満席のスタンドは、圧巻。とはいえ、声出しは厳禁で、応援はカンフーバットを叩くのはOKだが、スクワット応援やトランペットもまだまだ自粛だ。

横浜スタジアムは座席の距離感が非常に近い。ので、ヴォリュームのある方が隣に座るとその日の観戦はゲーム以外のことにも集中しなければならなくなる。

この日の隣人は大変恵まれた体をお持ちの男性だった。

我々は常に太ももが触れ合っている。何故なら私の座席に乗り入れないと、その人は座ることが出来ないからだ。Damn it !

オープン戦を見に来た時は、フラットに近い傾斜の内野席だったが、その時も前の席の人がバズーカ(カメラ)を右へ左へ構え、視界が遮られるという悪環境だった。ハマスタ、横だけでなく前との距離も近い……。

映画館にせよ舞台鑑賞にせよスポーツ観戦にせよ、集中して楽しめるかどうかは、周辺環境にかなり左右される。まぁスポーツは試合内容も併せて一期一会の楽しさとも言えるだけましか。

 


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とはいえ、この日は劇的な逆転で勝利し、全ての事柄を水に流してソー・ハッピーな帰宅。

今季も、楽しみ尽くすぞ。