彼のマイブーム

齢10ヶ月の我が子は、いつもコップで飲み物を飲んでいる。

 

使っているコップは2つ。自宅用には、少しずつ液体が出てくるから飲みやすいよ、との触れ込みのRichellトレーニングマグ。

ひっくり返しても中身が出ないが、唇の動きでフタが開く不思議なコップ、マンチキンを外出用に。

 

 

どちらも重宝している。

 

初めは一口ずつゆっくりと口に含んで飲み込んでいたが、最初では自分から飲み物を要求するようになり、ごくごくと続けて飲むようになってきた。

上手く飲むときもあるが、口からドバドバと溢すことも多い。

テクニックの問題かと思っていたのだが、どうやら意図的な様子。どちらのコップを使っても、飲む時は飲むし、出す時は出す。

 

そうしてテーブルに溢した麦茶に向かって、大きく両手を振り下ろし、そこら中をビチョ濡れにしやがる。やってくれるじゃん。

その上さらに離乳食なんかをひっくり返されると最悪なんだけど、彼はひたすら楽しそうである。

最近は親のものも“やってやる”という顔で手を出してくるので、とてもやっかいだ。結果コーヒー浴びちゃったよね。火傷しなくて本当によかった。

 

 

Netflixの「赤ちゃんを科学する」という番組で「赤ちゃんの最大のタスクは世界の解明」と言うようなことを言っていた。あまりにも壮大な仕事を前に、母の手間なんてのは些々たるものである。そういうわけで、飲み物食べ物をひっくり返して雄叫びをあげるのを、母は諦観しているのだ。

 

今週のお題「こぼしたもの」